シミの原因は?自宅のスキンケアで対策!見直したい食べ物と早く改善する方法
「シミの原因って何?消えないシミをなんとかしたい」など、シミに関する悩みは年齢に限らずつきものです。
効果的なシミ対策にはどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、シミの原因やホームケア対策についてご紹介します。消えないシミへの治療法についても解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
そもそもシミってなに?
シミとは、肌の内部で作られるメラニン色素が肌に沈着し、部分的に茶褐色に見える状態のことです。
肌がダメージを受けるなどするとメラノサイトと呼ばれる細胞がメラニン色素を生成し、肌を守ろうとします。ところがメラニン色素が過剰に生成されたり、排出が滞ったりすると肌に蓄積。シミとして目に見える形で表れてしまうのです。
【セルフチェック】
シミができやすい人の特徴
シミのできやすさは体質や環境、状況によって異なります。
多くの場合、以下に当てはまる人はシミができやすいと言えるでしょう。
- 紫外線を浴びる機会が多い
- 色白肌である
- 親や兄妹にそばかすがある
- ストレスを溜めやすい
シミには「老人性色素斑」や「肝斑」「そばかす」などいくつか種類がありますが、すべての種類のシミに共通しているのは「紫外線」です。シミができる原因のおよそ80%は紫外線なので、かなり影響力が強いことがわかります。
たとえば「そばかす」は遺伝性が強く関連しているシミですが、紫外線を浴びすぎることが症状の悪化につながることがわかっています。ストレスもシミの原因なので、仕事やプライベートなどが忙しく、ストレス発散が定期的に行えていない方はシミができやすくなります。
シミの原因
- 紫外線
- ストレス
- 色素沈着
- ターンオーバーの乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
シミは上記のような原因により発生します。
それぞれの原因が、どのような経過をたどってシミになるのか、くわしくご説明します。
紫外線
紫外線により過剰に生成されたメラニン色素が皮膚に蓄積されることで、シミが発生します。
肌は紫外線の刺激から肌を守ろうと、シミのもととなるメラニン色素を作り出します。適量の紫外線は身体の負担になりません。しかし、長時間日焼け止めなどの対策を行わずに過ごすと、メラニン色素が多量に作られてしまいます。
適度な量であれば問題ありませんが、メラニンの量が増えすぎると排出しきれずに細胞に溜まり、シミへとつながります。
ストレス
ストレスで発生した活性酸素とバリア機能の低下によって、シミができやすくなります。
活性酸素は肌に炎症を起こす性質があるので、炎症による刺激から身を守ろうと、皮膚はシミのもととなるメラニン色素を過剰に作り始めます。また、ストレスが要因で血流が悪くなり、肌の温度が低下するのもシミの原因です。
温度が下がるとバリア機能が低下するので、活性酸素などの外からの刺激を受けやすくなり、シミがさらにできやすくなります。
色素沈着
色素沈着が原因で「炎症性色素沈着」と呼ばれるシミにつながるケースがあります。
炎症性色素沈着は、火傷やニキビなどの炎症がきっかけで、メラニン色素が排出されずに起こるシミを指します。何もしなくても、数ヶ月から半年経てば自然と消えるパターンもありますが、摩擦や虫刺されなどの刺激が加わると、炎症が悪化して治りにくくなります。
治りにくくなった色素沈着にさらに紫外線の刺激が加わると、やっかいなシミへ悪化するので、綺麗にするための治療が必要です。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーが乱れることで、シミのもとである「メラニン色素」が身体から排出されず、シミができやすくなります。
ターンオーバーとは、新しい細胞へ生まれ変わるサイクルのことです。ターンオーバーのサイクルは年齢を重ねるごとに時間がかかるようになります。
年齢別ターンオーバーのサイクル |
---|
年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
日数 | 約20日 | 約28日 | 約40日 | 約55日 | 約75日 | 約100日 |
ターンオーバーは28日周期のイメージがありますが、実際は年齢によって差があり、40代ではおよそ2倍の55日の日数が必要です。これだけ差が出ると、メラニン色素が加齢によって蓄積されやすくなるのもうなずけるのではないでしょうか。
シミは、さまざまな原因が積み重なり長い時間をかけてできるものなので、数年後など先を見越したシミ対策が必要です。
ホルモンバランスの乱れ
エストロゲンと呼ばれるホルモンバランスが乱れることで、シミができやすくなります。
エストロゲンは卵胞ホルモンと呼ばれる女性ホルモンの一種で、皮膚のターンオーバーを維持する働きがあります。閉経やストレス、生理不順などによりエストロゲンの分泌が乱れてしまうと、ターンオーバーも乱れシミの発生につながります。
シミのなかでも40代以降に多い「肝斑」は、ホルモンバランスの乱れが原因です。
【自宅でできる】シミ対策のスキンケア
紫外線やストレスなど、シミを作り出す原因はさまざまなので、できても仕方のないものかもしれません。
だからといって、シミは作りたくないものです。シミを防ぎたいのであれば、自宅で以下のスキンケアを行ってみましょう。
- 紫外線対策を行う
- たっぷりの泡で丁寧に洗顔する
- 美白効果が期待できるアイテムを使う
ここでは、自宅でできるシミ対策を紹介します。
無理のない範囲で、ご自身が取り組みやすそうなものから実践してみてくださいね。
紫外線対策を行う
シミの主な原因は紫外線ですので紫外線対策を徹底しましょう。
外出するときには、日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子などの紫外線予防グッズを活用したりして、肌が直接日に当たる機会を減らしましょう。日焼け止めはさまざまな種類があるのでどれを購入すればいいのか迷ってしまう方が多いかもしれません。場面ごとでの目安があるので、参考にしてみてください。
【場面別】紫外線対策の目安について |
---|
海水浴など | SPF20以上 |
ドライブなど | SPF10 |
SPFは、紫外線予防の効果を数値化したものです。シーン別に使い分けると効果的に紫外線対策が行えます。
車内は紫外線が少ないイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、実は安全ではありません。ガラスは紫外線を透過させてしまうので、車内にいても外と同じように肌は紫外線にさらされることになります。「ドライブに行くだけだから日焼け止めを塗らなくても大丈夫」と勘違いしないよう注意しましょう。
また、紫外線が強まる時間帯の外出を避けるのも対策として効果的です。10〜14時の時間帯の外出を控えることで、紫外線に肌がさらされてしまうリスクそのものを予防できます。
たっぷりの泡で丁寧に洗顔する
シミの原因となる肌へのダメージを防ぐために、洗顔はたっぷりの泡で丁寧に行いましょう。
泡の硬さは「ホイップクリーム」ぐらいの、逆さまにしても落ちない程度が目安です。
キメが細かい泡なので、洗浄力が上がるだけでなく、クッション性も高まって摩擦予防につながります。手のひらで直接触れないように、泡だけで顔をなでて洗顔するのがコツです。
美白効果が期待できるアイテムを使う
美白美容液の商品を使うことで、シミになりにくい肌へつながります。美白効果が期待できる成分は以下のような種類があります。
- プラセンタエキス
- アルブチン
- ビタミンC誘導体
テレビCMや動画などで一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
プラセンタエキスとは、メラニン色素の生成を抑える働きをもつ成分です。動物の胎盤から抽出したエキスで、豚や植物性のものが流通されています。一方アルブチンには「チロシナーゼ酵素」の活性を阻害する働きがあります。
チロシナーゼ酵素の働きは、シミのもとになるメラニン色素を作ることです。そのため、酵素を作りにくくすることが、シミ対策へとつながります。3つ目のビタミンC誘導体は、肌へ吸収されやすいように改良されたビタミンCを指します。抗酸化作用や美白作用など、さまざまな効果が期待できる成分です。
上記にあげた3つの成分以外にも、薬局や医療機関ではさまざまな成分が配合された化粧品が販売されています。しかし、特に大切なのは「ご自身の肌に合っているか」という点です。肌質に適していなければ、含有量が多くても、また値段が高額であっても意味がなく、逆に肌へストレスを与えてしまう可能性があります。
含まれる成分や効果を知って慎重にアイテムを選ぶことは重要ですが、肌質に適しているのかも意識して選んでみてくださいね。
シミ対策で見直したい食べ物
シミ対策はスキンケアだけでは完了しません。
身体は食べたものによって作られるため、シミ対策するなら普段食べているものの見直しが大切です。以下の栄養素はシミ対策に役立つといわれていますので、積極的に摂り入れるようにしましょう。
- タンパク質
- 亜鉛
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
ここでは、シミ対策で見直したい食べ物や栄養素について詳しく解説します。
タンパク質
タンパク質は肌の材料になる栄養素です。シミ対策だけでなく、肌のハリや弾力を保つためにも積極的に摂取しましょう。
タンパク質は以下の食品に多く含まれています。
- 肉類
- 魚類
- 大豆製品
亜鉛
亜鉛はSODと呼ばれるメラニンの生成を抑制する酵素を活性化するのに重要です。タンパク質の合成に関わっている栄養素でもあるため、タンパク質とセットで摂取すると良いでしょう。
亜鉛は以下の食品に多く含まれています。
- 卵
- 牛乳
- 牡蠣
- 蕎麦
- レバー
ビタミンA
ビタミンAは肌のターンオーバーを促進させ、メラニン色素が肌に蓄積するのを防ぎます。また、メラニンの生成を促す活性酵素の働きを抑える作用も期待できるため、シミ予防に欠かせない栄養素といえるでしょう。
ビタミンAは以下の食品に多く含まれています。
- ウナギ
- チーズ
- レバー
- バター
- 生クリーム
ビタミンC
ビタミンCはメラニン色素の生成を抑えるだけでなく、メラニン色素を還元してシミを薄くする作用も期待できます。
ビタミンCは以下の食品に多く含まれています。
- キウイ
- パセリ
- いちご
- アセロラ
- ブロッコリー
ビタミンE
ビタミンEには新陳代謝を高める効果があります。
メラニン色素の排出をサポートし、色素沈着を予防します。また、抗酸化作用もあるため、シミの原因である活性酸素も抑えられるでしょう。ビタミンEは以下の食品に多く含まれています。
- 大豆
- うなぎ
- ナッツ
- 胚芽米
- アボカド
なかなかシミが消えない場合は
どうしたらいい?
すでにできてしまっているシミは薄くなるまでに時間がかかるうえ、完全には消えないこともあるでしょう。
シミ対策を頑張っているのになかなかよくならないという方は、もしかするとケア方法が間違っているのかもしれません。
ケア方法を誤ると、シミを増やしてしまうなどのリスクにつながる可能性があります。そのため、まずは美容外科クリニックで医師のカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。シミの種類や肌質を専門の医師が診察しますので、ご自身のシミの原因を知ったうえで適切な治療法が選べます。
渋クリでは無料でカウンセリングを実施しております。シミをできるだけ早くきれいに改善したい方はご気軽に相談ください。
シミの原因に合わせた適切な治療法で
美しい肌を手に入れよう
シミには、ストレスやターンオーバーの乱れなど、さまざまな原因があります。人によって原因は異なり、併発しているケースもあるので、ご自身のシミの原因が何かをまずは知ることが大切です。自宅で行えるシミ対策としては、美白成分が配合されたアイテムを使うなどの方法があります。
一方で、対策を行ってもシミに変化がなかったり悪化したりする場合は、ケア方法が間違っている可能性があるので、医療機関での治療がおすすめです。シミに限らず肌への専門知識を持った医師が丁寧に診察して、ご自身の肌質にあった施術を提案します。カウンセリングは無料なので、シミ取り治療が気になる方は、ぜひ渋クリにお越しください。
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